にちにち草

園芸や自然、生物に関することを記事にしていきます。

葉が真っ白になってしまう病気~うどんこ病~

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うどんこ病にかかったきゅうり(白い部分がうどんこ病

きゅうりやイチゴなど、野菜を育てていると、葉が真っ白になってしまうことがあります。

うどんこ病」という病気です。

うどんこ病うどんこ病菌というカビの仲間です。

うどんこ病菌は普段は土の中にいて、水やりや雨によって泥が葉についてしまったりすると植物で繁殖してしまいます。

また、うどんこ病菌の胞子が風にのって運ばれるので、防除するのが大変な病気です。

植物がうどんこ病にかかってしまうと、光合成が阻害されてしまったり、葉から栄養を吸収されてしまうので生育不良になってしまうので、花が咲かなかったり、最悪の場合枯れてしまいます。

涼しく湿度が低い時期や風通しの悪いところで発生しやすいです。

 

防除方法

住友化学園芸のベニカXシリーズには殺菌剤が入っていますし、予防になるのでおすすめです。

 

 また、STダコニールという薬剤も便利です。

STダコニールは、総合殺菌剤で多くの植物、多くの病気で使えます。

家庭菜園をするときに、1つ持っておくととても便利です。

 

 予 防

うどんこ病はさまざまな原因でかかってしまいます。

病気になってしまってからだと大変なので、予防が大切です。

  1. 窒素過多とカリウム不足
    植物の3大栄養素である窒素が多いと植物は病害虫にかかりやすくなります。
    肥料をたくさんあげていると、窒素が多くなってしまうことがよくあります。
    カリウムは窒素に比べて知名度が低いですが、3大栄養素の1つです。
    カリウムは植物の中で、茎や根を丈夫にして病害虫から抵抗力をつけるのに必要な栄養素です。
    土の中の肥料割合をいまいちど確認してみてください!
  2. 育てる環境
    前述の通り、うどんこ病は風通しが悪いと発生しやすいので、風通しの良い場所で育てることが良いです。
    また、太陽の光があまりあたらない場所で育てると、植物が軟弱に育ってしまうので、できるだけ太陽の光が当たる場所で育てましょう。
  3. 乾 燥
    うどんこ病は湿度が低いとき、つまり乾燥していると発生しやすいです。
    枯れ葉を取り除いたり、葉に水をあげたりして湿度を上げてあげることも大切です。
    乾燥しているとうどんこ病だけじゃなく、コナジラミなどの病害虫も増えてしまいます。

 

家庭菜園における成功の秘訣は、毎日植物を観察することです!

植物も生き物なので、よく見ているとおかしいところに気付くことができます!