にちにち草

園芸や自然、生物に関することを記事にしていきます。

ジベレリン処理をしてみた!

こんにちは!

はとです!

 

暖かくなり、ぶどうの花が咲き始めました!

サニールージュの花が満開を迎えたので、ジベレリン処理に挑戦してみたいと思います。

ジベレリン処理は、種なしぶどうを作ったり1粒を大きくしたりする目的で行われます。
種なしぶどうはすべてジベレリン処理が行われたぶどうです。

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サニールージュの花

ジベレリンとは

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ジベレリンはぶどうの種なし化やシクラメンの休眠打破のために使われることが多い植物ホルモンです。
植物ホルモンというのは、植物体内の特定の部分で合成されて、植物の成長や反応を調整する物質を植物ホルモンと言います。

ジベレリンも植物で作られるホルモンなのですが、発見された当初は馬鹿苗病というイネに徒長させる物質として発見されました。

ジベレリンはその後、小麦にジベレリンがいても反応することができない品種ができ、
小麦の背を低く保つことができるようになりました。
この背の低い小麦のおかげで、小麦の収穫量が上がりました。

市販のジベレリン

 

住友化学園芸 植物成長調整剤 STジベラ錠5 5錠入

市販のジベレリンは「ジベラ錠」という名前で販売されています。
ジベラ錠はホームセンターや園芸店などで販売されています。
中身はラムネみたいな錠剤が入っています。
これを水に溶かして使います。

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中身

ぶどうのジベレリン処理

ぶどうにもよりますが、開花前や満開のときにジベレリン処理をします。
詳細は以下のサイトを参考にしてください。

STジベラ錠5|住友化学園芸 eグリーンコミュニケーション

今回はサニールージュに使うので、25ppmに調整します。
調整のしかたは説明書に書いてあるので参考にしてみてください。

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ジベラ錠を溶かした水

この液体にぶどうの花を漬けるます。
趣味程度であれば大したことはないのですが、本格的に農業をしている場合などはけっこうこの作業は大変です。

ぶどうのジベレリン処理は、多くの場合2回行います。
1回目は開花前もしくは満開のときに行います。
1回目の処理で種なしぶどうになります。

2回目は1回目の約10日後に行います。
2回目の処理で1つの粒が大きくなります。

1回目は晴れた日の夕方に、2回目は晴れた日の午前中に行うと良いです。
また、ぶどうのジベレリン処理は、有機農業では行えませんのでご注意ください。

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浸漬したサニールージュの花


さあ、今年はしっかりぶどうができるでしょうか。

楽しみです。

 

今回紹介したジベラ錠はこちらから購入できます。

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