昆虫標本の作り方~チョウの標本~
こんにちは
はとです!
今回は、この前拾ったナガサキアゲハさんを標本にしていきたいと思います。
用意するもの
- チョウの成虫の遺体
- 虫ピンもしくは3号針
- 展翅板
- 薬包紙(紙)
- 待ち針
作り方
- まず、標本を作る台を用意します。
展翅板という商品があるので、正しくはそちらを購入したほうがいいのですが、
私は自作しました。
ちゃんと標本を作りたい方は、以下のリンクから購入してください。
また、翅を固定する作業のために、薬包紙という薄い紙があるのですが、
どこにも売っていないので、私は紙を使っています。 - それではさっそく標本を作っていきます。
虫ピンと言われる針を昆虫の胸(脚や翅が生えている部位)の中央にさします。
ホームセンターでは虫ピンと言われる商品が販売されていて、
東急ハンズではもっとちゃんとした3号針と言われる針が販売されています。
- 次に展翅板にさしていきます。
-
薬包紙と待ち針を使います。
まず、薬包紙を翅よりも少し幅を狭くして、長さを展翅板と同じくらいの長さで切ります。
次に、上の端を待ち針で展翅板に固定します。
そして、薬包紙で翅を押さえるようにして、翅を整えていきます。
翅を整えるときは、下の写真の赤丸の部分の翅脈が比較的太くて丈夫なので、
翅脈に待ち針を引っ掛けるようにして動かします。
慣れないうちは翅に穴をあけてしまいますが、気にしなくてもいいです。
チョウの腹の部分を待ち針で固定しておくと、チョウが動かないのでやりやすいです。
- 翅をしっかり広げたら、紙で押さえつけて待ち針で紙を固定します。
- 1週間くらい暗所で放置します。
できれば箱に入れて、防虫剤と一緒に保管しておくと虫がわかないのでいいです。 - 1週間くらい経って、チョウがしっかりと乾燥して固まっていれば完成です。
標本箱やドイツ箱に飾りましょう!
ドイツ箱は、博物館などで昆虫を展示するときに使われる箱です。
昆虫の標本は、紫外線があたると劣化してしまいますし、
虫食いにあうこともありますので、防虫剤を入れて暗所で保管します。
鑑賞するときだけ取り出します。
昆虫の標本をたくさん作って、あなたの博物館を作ってみましょう!